2013年08月03日

大阪で家紋の謎解き、そして京都で「新妖怪講座」

嵯峨天皇の勅願、その子源融が建立した大阪梅田太融寺、
嵯峨天皇、源融といえば世に数多いらっしゃる渡辺さんのご先祖。
その太融寺に、前回、訪問した時に渡辺星と見誤った
「一文字三つ星」の寺紋、ばて気味だったとは言え痛恨の凡ミスであった。

太融寺_0804
 
一文字三つ星と言えば、毛利氏に代表される大江氏族の紋である。
何故、渡辺氏ゆかりの寺に大江氏の紋が・・・? その謎を解くために
改めて太融寺に出かけて行った。

真夏の真昼間という時間に家紋目当てにお寺に参る。
何とも酔狂というしかないが、結果は目指した謎解きはならなかった。
本坊が閉まっていたため境内におられた若いお坊さんに疑問をぶつけたたところ、
「寺紋の由来はよく分からない、ひょっとしたら単純なミスですかね〜」
寺の歴史をご存知の住職さんらはお盆や施餓鬼などで多忙にされておられ
古い史料も第二次大戦時の空襲で焼けてしまったため分からないとのことだった。
「寺紋の一文字の位置は、ひょっとしたら単純なミスですかね〜」
などと大胆な発言、とまれ盆が過ぎた頃にお電話くださいとのことだった。
 
むかし、根来寺に行った時にも寺紋「三つ柏」の由来を尋ねたが
その時もお坊さんの答えは「よく知りません」であった。
太融寺にしても、根来寺にしても、それぞれの寺紋は
その初めにおいて、寺にとって重要な意味を有していたことと思われる。
お寺のお坊さんって、意外と言うべきか自らが身を置く寺の由緒を秘めた
寺の紋に対する意識が高くないのだな〜と思ったことだった。
 

太融寺で思いっきり空振りをしたのち、今日の主目的である
葛城とおる氏の「新妖怪講座」の会場となる大宮華紋さんの工房へと急ぐ。
大宮華紋と言えば日本家紋研究会の重鎮森本さん親子の拠点であり、
つい半月前に家紋研究会の懇親会で盛り上がったところだ。
大宮華紋は二条城の北に位置していることから訪ねる時は
二条城を濠越しに見つつ、京都らしい古い路地歩きを楽しめるのも嬉しい。

 二条城_0804

「新妖怪講座」の講師葛城さんは自らを妖怪の子孫と称され
女性に人気という「京都魔界ツアー」のガイド役として活躍中の妖怪研究家。
スポーツマンっぽい風貌で、話の内容、講座の進め方などややもすれば
おどろおどろしくなりがちな妖怪譚とは違ってサッパリとしたものであった。
  妖怪、物の怪、妖精、お化けの違いの定義
  河童や鬼を例にした妖怪の発生
  百鬼夜行は都会人へのエコロジー発信
六道輪廻を物語る地獄絵絵解きの話
などなど、いずれも冥界ではない・・・明快な内容であった。
一部、首を傾げるときろもなきにしもあらずだったが、それも愛嬌。
 
妖怪講座_0804

講座は二時間の予定だったが、最後の方はワイワイと盛り上がり
三時間半に及ぶ楽しい時間を過ごさせていただいた。
一つのことに特化して、突っ走ている人の話は実に面白い。
次回は「魔界」について話したいとのこと、それも楽しみなテーマだ。

posted by うさくま at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 街歩き
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