2012年11月17日

映画「のぼうの城」を見る

今日は「ささやまさんぽ」の「八上城と明智の陣城めぐり」の当日だったが
朝より無情の雨、断腸の思いで中止と決定、参加者の皆さんにその旨連絡した。

さて、ぽっかりと空いた今日の日をどうするか?
せっかくなので「のぼうの城」を観に行くことにした。
ネットで調べたところ三田で十時からやっている、
朝ごはんをかき込み、相方と雨の中を三田に車を走らせた。

のぼう_IMG_8328.jpg 三年前に読んだ原作本


「のぼうの城」は原作を読んだとき、その面白さに一気読了してしまった。
映画もそれに劣らぬ面白さで、一気に観終わってしまった。

物語は、石田三成を戦下手とする評価を定着させた忍城水攻めの話であり、
銀幕に登場する武将たちの旗印(家紋)群には目を皿にして見入ってしまった。

ときの忍城主成田氏長は小田原城に詰め、その留守を妻室と家臣らが守っていた。
物語はほぼ史実をベースに描かれたもので考証も行き届き、
映画のなかの忍城には成田氏の「丸に三つ引き両」の紋が随所に登場する。

戦国当時の成田氏の紋については、上杉謙信が残した「関東幕注文」に見え
当主の成田下総守(長泰)が「月に三つ引りやう」、親類らは「三ひきりやう」
そして、家臣らの紋が記されている。

のぼうの城旗.jpg

映画に出てくる旗印(左から:成田氏・正木氏・柴崎氏・酒巻氏)
右の二流は成田氏本家の旗印想像図


のぼうの城では氏長の従兄長親を大将に、正木丹波・柴崎・酒巻らの部将が
おおいに活躍するのだが、かれらの名前は「関東幕注文」には見えない。

おそらく、長親らは惣領氏長に遠慮して自らの紋を用い
幕注文に見える家臣らは国人級の武将たちで氏長とともに小田原城に入った。
忍城に残ったのは成田氏一族と直臣らだったのではなかろうか?

ちなみに、正木丹波らの出自を姓氏家系大辞典で調べてみると、
正木丹波は「忍城士」酒巻氏は「丹党 成田氏家人」、柴崎氏は「野与党」などとあり
成田氏との関係など、その実在性にはうなづけるものがあった。

ともあれ、のぼうの城はストーリーのみならず、さまざまな面白さを持った映画である。
もう一、二回、大スクリーンで、見てみたいものだ。

posted by うさくま at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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