2012年03月01日

丹波焼きの調査

丹波焼きの調査で立杭へ。先週スタートの予定だったが雨で延期、今日はいい天気となったが気温が上がり汗みずくでの山歩きとなった。

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丹波焼の里−立杭の町

丹波焼といえば日本六古窯の一つ。鎌倉時代よりえいえいと焼き続けられている。はじめは穴窯、のち登り窯となり主に生活用の器を生産してきた。それら時代ごとの古窯が残存しているが史跡として保存されているとは言いがたい状態で、少なくとも現状を調べ将来への記録として調査することになった。
とはいえ、丹波焼を好きというだけで専門的な知識があるわけでもない。ましてや窯跡にたどり着くこともおぼつかない素人である。調査にはいるに際して丹波焼に精通した研究者の方々に取材、現地同行をお願いしたのだ。

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tan_DSC_0414.jpg 崩落した窯址に残る

調査対象となっている古窯跡は三十三か所、古くは鎌倉時代初期の穴窯址、近世の登り窯までを調べてまわる。今日は、登り窯を中心に踏査、古窯の状況、周囲に散乱する陶器片、窯道具などを記録していった。古窯群は藪に埋もれたところ、造成地に変貌を遂げたところ、すでに所在不明となっているところもあり、貴重な史跡群が残念な状況に陥っていることを目の当たりにした。
かつてそこにあり、人が熱く生きた名残をとどめる無名の窯址の数々・・・。山城もそうだが、古窯の多くが忘れられ自然に還りつつある。文化財保存の難しさと儚さを実感したことだった。
とはいえ、そのような歴史の眠るところを掘り起こし、その場で専門家の解説を拝聴する・・・、いや、その面白いこと!楽しいこと!仕事とはいいながら、じつに贅沢な時間を過ごすことができた。
今日は二十二か所の古窯を踏査することができた。次回は、残る十一か所をまわる、その多くが鎌倉時代から室町時代にかけての古窯群だ。さて、どのような至福の時間と出会えるか、楽しみである。
posted by うさくま at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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