2011年01月21日

素晴らしい歴史ドラマ、イサン

いま、毎週金曜日に BS-Hi で二話ずつ放映されている韓国ドラマ「イサン」に嵌まっている。イサンは李氏朝鮮第二十二代国王であった正祖の実名で、ドラマはその波乱万丈の生涯を活写したものだ。
総合テレビで吹替え版を放映しているが、やはり、 「…ニダ」 「…シプシオ」 といった韓国語が飛び交う吹替えなし版の方が、断然!面白い。

二十一代英祖の孫に生まれたイサンは朝廷内の派閥争いで父を失い、後継者に目されたイサンの即位を阻止しようとする陰謀が渦巻き、苦難を乗り越えて王になったのちもイバラの道を歩みつづける。
そのイサンを幼馴染で親友のパク・テスとソン・ソンヨン、イサンが世継のころより仕え側近中の側近となったホンサンジらが支え、友情、恋、陰謀、謀略、政争が展開する、骨太な歴史ドラマとなっている。

イサンの写真
NHK イサン 公式サイトより

正祖が生きた時代は、日本では江戸時代の中後期にあたり、徳川家治・家斉が将軍職にあって田沼意次が側近政治を行なっていた。一方、朝鮮史を調べてみると、派閥争いの連続で、派閥が派閥を生み、そして争いが争いに連鎖して、政治史が紡がれている…。日本の政党抗争など児戯に思わせる凄まじいものである。
イサンはそのような朝廷内の抗争に相対し、旧習を改めて経済の発展を図るなど、みずからが理想とする政治に邁進する。さらに、人心を一新するために遷都を実行するなど、李氏朝鮮王朝末期に輝かしい足跡を刻んだ。もし、イサンがあと二十年長生きしていれば、日本の朝鮮併合などという不幸な歴史は起こりえなかったかもしれない。イサンと同時代に徳川将軍であった家治・家斉らに比べるのは無理があるが、イサンはまことに王(指導者)として傑出した人物であった。

いま物語は、イサンの側近ホンサンジが、イサンの側室に上がった妹の懐胎事件をきっかけとして、泥沼にジワジワと足をとられていくところである。朝鮮史によれば、ホンサンジはイサンの威光を背景に強権政治(勢道政治というらしい)を行い、最期は失脚、流刑されて死去している。
であるとはいえ、こののちドラマ−イサンがどのように展開していくのか−!
まことに金曜日の晩が楽しみな今日この頃である。
posted by うさくま at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ(TV)を楽しむ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/42778839
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック