2009年05月16日

晴天の下で繰り広げられた葵祭

京都三大祭りの一とされる葵祭を見物してきた。葵祭は山城国一ノ宮であるカモ神社の伝統神事であり、葵紋ゆかりの祭だけに一度ならず見ておきたい祭りだ。カモ神社のある洛北まで京都に住んでいたときならちょっと出かけるという感覚であったが、いまの住まいからは車で早くて一時間半、電車ならゆうに三時間は要してしまう。ちょっとした小旅行である。昨年の葵祭の斎王代は娘の友人だったこともあって、ぜひ、行きたいと思っていたのだがクマのスケジュールミスで断念した。それから一年、ウサを誘って朝一番に京都へと車を走らせた。
 
葵祭−下鴨へ
おりからの晴天に恵まれた祭当日
 天気は快晴、京都駅前に用事のあったクマはウサとひとまず別行動となり、昼過ぎに下鴨神社で合流する。祭見物の人ごみの中で待ち合わせるのは昔なら一大事だが、携帯電話はまことにありがたい文明の利器ではある。葵祭の行列は午前十時半に御所を出発、京都市内を通って、下鴨神社の社頭で神事を執り行う。そののち、下鴨神社におけるハイライト「走馬の儀」が行われる。糺の森に設けられた馬場を、葵桂を挿頭し伝統の装束を身に着けた騎手が疾走するさまは見応えがある。ふと、ゴール側にめぐらされた幔幕を見ると「三階菱に十字」の紋が据えられている。走馬の儀は小笠原流の馬術で行われたのか?と思ったが、下鴨神社において確認する術はなかったのは残念だった。
 
葵祭-法被紋下 葵祭-葵桂 葵祭-神事
氏子の方々の背には双葉葵紋  葵桂を挿頭した神事に参加する人々  神事後の境内

葵祭-走馬 葵祭-小笠原紋 葵祭-牛車
疾走する走馬  幔幕の三階菱に十字紋  上賀茂神社に向かう行列
 
下鴨神社での神事を終えると、行列は上賀茂神社へと練り歩いていく。祇園祭ほどえはないが、行列の通る道路には見物客が一杯だ。上賀茂神社に到着したのは午後四時前、初夏を思わせる天気のなかで神事を粛々と執り行っていくのはまことに大変なことだ。見る者にしても、朝から夕方に至る神事のすべてに付き合うのは相当の気合が必要ではある。
 
葵祭-法被上 葵祭-斎王代 葵祭-勅使
氏子の方の背のの双葉葵(下社と微妙に違う)  斎王代の参神  勅使の参神
 
行列が上賀茂神社に到着すると、順番に参神をが行われていく。それぞれ有職故実に則った衣装を身にまとい、定められた所作をもって祭の式次第が進んでいく。伝によれば遠く飛鳥時代より行われていることを思えば、わたした「ヤマトの国」の凄さというか、なんともいえない歴史の素晴らしさを感じずにはいられない。葵祭といえば、どうしても行列の行われる15日がメーンとなるが、実際のところその前段(前儀)において流鏑馬・禊の儀、歩射神事などなどの諸神事がある。そのすべてを見ることは、色々な面で難しいことではあるが、時間をかけてひとつひとつ見て行きたいと思っている。 by kuma
posted by うさくま at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 祭り
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