2008年12月17日

若宮おん祭に行く

奈良の春日大社最大の祭りである若宮おん祭りに、有給休暇を取って行ってきた。昨年に続いて二度目、天気は生憎の雨模様だったが、奈良町から興福寺界隈の散策も併せて楽しんできた。昨年は、大和の戦国時代を調べ歩いていたこともあり、中世、おん祭りの担い手であった大和武士らの足跡を訪ねる意味での祭り見物であった。しかし、その意外な楽しさに、今年は「お渡り式」をたっぷり見物しようとウサッチを誘って出かけたのである。まつりのメーンイベントである「お渡り式」は、さまざまな時代の衣装を着た人たちが行列し、王朝時代の雅さ、中世大和武士の厳しさ、江戸時代の大名行列の豪快さを十分に堪能できるものだ。
 
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大宿所から出発する稚児流鏑馬ら
行列の中心的な存在といえる、藤の造り花を冠に挿した日使 
松の下の行事を検知する重要な役目を持った頭屋児

お渡り式の参加者の多くは地元の人々であり、参加者と見物者が挨拶を交わしながら談笑するシーンがあちこちに見られる。まことにアットホームな雰囲気で、観光化されてしまった京都の祇園祭りなどにはない長閑さがあり、見ていて心和むものがあった。また、結構な人出があるものの、行列の舞台が広い奈良公園ということもあって、祇園祭のような身動きもままならないギューギュー詰め状態ではなく、行列を追っかけてスムーズに移動できるのもいい。今年で873回という伝統と格式をもつ有名な祭りだが、総じて、ゆったりとした雰囲気で式次第が進んでいくのが好ましい。お渡り式のあと御旅所で神事が行われたあと、奉納される神楽・猿楽・田楽などの演舞も見物したかったのだが、強くなってきた雨脚と、狭い御旅所に見物客が集中したことで断念、後ろ髪を引かれつつ春日大社をあとにした。

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稚児流鏑馬  競馬  御旅所祭

相方は演舞を見るのが楽しみだったようで、このまま帰ることに何やら不満の態である。かといって、すでに近鉄駅の地下改札口、雨の降るなかを御旅所まで引き返すのはいささか面倒、ということで嵯峨野で開催中の花灯路に行くことにした。かくして、近鉄電車 → 竹田駅で京都地下鉄 → 四条で阪急電車 → 桂で乗換て嵐山 へ。駅前から続く灯籠の道を渡月橋へ、野宮神社からトロッコ嵯峨野駅までをそぞろ歩く。灯籠に照らし出された竹林の道は、幻想的な美しさと、妖が現われるのではと思わせる不思議さとが入り混じった光景をつくり出していた。

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おん祭りと花灯路、どちらも日常にはない「雅ワールド」を堪能でき、十分に楽しめた。とはいうものの、奈良公園から嵯峨野までの小旅行はさすがに疲れた・・・。帰って熱燗を飲んだら、その美味い事・・・すぐに酔って、すぐに寝入ってしまった。 by kuma
posted by うさくま at 20:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 祭り
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犬山城
Excerpt: oojijisunです,青春18切符で行きます お城巡りを準備中です、参考になります。
Weblog: 青春18切符で行く,日本の「城」巡り53
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