2020年02月26日

綾部市梅迫町の村墓地ウォッチ!

一昨日、綾部市にある大槻氏の山城高城城に登ってきた。
下山したあと、登り口とした久香寺かの境内より見た
東北方の山麓に墓地を発見。早速、墓地紋探索を行った。

IMG_2302.PNG

IMG_2301.JPG

明るい陽射しの中に点々と墓石が散在する
いい感じの墓地である。名字はといえば、梅田・四方・佐々など
珍しいものはない。家紋も「三つ柏」「立ち沢瀉」「隅四つ目」など
こちらも特段、珍しいものはない。そのようななかで、
ありました!久しぶりに出会う「古木柏(株柏)」紋。

a87373172_2469028926536488_2074353566268522496_o.jpg
榊家(以下同じ)
b87363623_2469029509869763_8955103199816056832_o.jpg

c85090974_2469029989869715_278719729420468224_o.jpg

榊家の墓所はいずれも「古木柏(株柏)」、さらに墓地を歩くと
津田家、梅田家などの墓石にも「古木柏(株柏)」紋が刻まれている。
名字は違えど「古木柏(株柏)」紋!綾部はこの家紋が実に多い。

d85099627_2469031056536275_3146191809223327744_o.jpg
津田家
e87469096_2469031709869543_6903149309630349312_o.jpg
梅田家(以下同じ)
f85142262_2469032079869506_7906982599493419008_o.jpg

g87474139_2469032356536145_1989957665060552704_o.jpg

「古木柏(株柏)」紋の基本パーツは共通しているのだが
家紋として墓石に彫られると紋形は一定せず見事にバラバラ。
なんとも不思議な紋というしかないのである。

その由来に思いをいたせば、ハッキリとしたことは分からないが
「三つ柏」紋の多い墓地に見かけるような・・・。
乱暴に結論を急げば、三つ柏紋を用いていた家の誰かが
洒落で「古木に柏」紋を発案、それを墓石に刻んだものであろうか?
それがいつのことかわかる術もないが、そのようなことが誰何される。
また、紋の呼称は家紋の本などでは「古木に柏」とされるが
綾部市の上林谷で出会った「古木に柏」紋を刻んだ家の方は
「この紋は『株柏』と呼んでいる」と教えてくれはった。

なるほど株柏!古木に柏は枯れた木に葉が一枚という寂しい印象だが
株柏となれば、伐られて使命を果たした木の株が新たに葉をつけた
という勢いのある印象である。そこらへんのところに、
この紋が生まれたおおきなヒントがあるのだろうが、
やはりよく分からない家紋の一つであることに変わりはない。
posted by うさくま at 16:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 家紋
この記事へのコメント
はじめまして
たまたま、実家の家紋を検索して、こちらの記事に
来ました。
私の実家の家紋が、葉の向きは左向きですが、
まさに古木柏で、とても興味深く読ませていただきました。
ちなみに実家は福島県の会津地方です。
京都とは繋がりの深い地域なので、妙に納得いたしました。

私共はこの家紋を「ボクカシワ」と呼んでおります。
Posted by SOUKYU at 2021年01月14日 13:28
福島県の会津地方にも
「古木柏(コボクカシワ)」紋があるのですね。
画像があれば、ぜひアップしてください。
名称が「ボクカシワ」とのことですが
「コボクカシワ」の誤伝でしょうか?
そこらへんも気になります。
Posted by 播磨屋 at 2021年01月30日 20:12
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187203879

この記事へのトラックバック