2020年02月24日

講座の取材行、綾部の山城に再訪

今日は朝から快晴! 
昨日の疲れもあって何となくボーッと起きたのだが、
せっかくの晴れ、「そうだ綾部に行こう!」と思い立った。

四月に予定されている綾部での歴史講座、
先日、講座内容についての問い合わせがあり、お題は
戦国丹波の国衆と山城〜何鹿郡中心に〜」と決定した。
内容は、戦国時代の丹波を俯瞰しながら、丹波に生きた
丹波国衆と彼らが割拠した山城の歴史を探ろうというものだ。

先方のリクエストは「綾部の山城」が主体の内容のようであり、
これまで折々に登ってきた綾部の山城のデータを整理した。
すでに登山以来十年近く経っているところもあり、
これは機会を見つけて再登山せずばなるまいと思った。
とくに、高城城、甲ケ岳城、位田城は外せない。

高城城の地図.jpg

ということで、まずは高城城に登ることにした。九年前(2011年5月)に登ったときは、南西尾根先に鎮座する島萬神社近くから取り付いて、今にも雑木藪で消え入りそうな尾根道を登って行った。今日は、東南山麓にある久香寺からNTTの電波施設を経由して城址へと至るルートを選んだ。

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久香寺の駐車場に車を停め、ルートの中途にある愛宕堂へと登って行った。山道は軽トラで登れそうな広い道で、秋葉神社、役行者堂に寄り道しながら、愛宕堂へとたどり着いた。

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取り付き口
bIMG_2148.JPG 裏山にゆかりの家の墓石

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秋葉神社
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役行者堂
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愛宕堂
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愛宕堂から北を望む

お堂の傍らの鐘楼で鐘を一突きさせてもらい、お堂背後につづく西尾根筋へと踏み込んだ。稲荷神社からNTT電波中継所まではメンテナンス用の道があったが、中継所の防御柵に行く手を阻まれ、なんとか迂回してさらに西尾根を直進した。

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前途を阻む中継施設
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藪化した尾根筋を進む

愛宕堂まで、電波中継所まで、その向こうの尾根筋と山道は進むほどに荒れてくる。これでは、城址の整備は行われていないだろうな〜?と思いつつ前進していくと、城址東方尾根筋を遮断する大堀切が前方にあらわれた。

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大堀切

見ごたえ十分な大堀切を登って城址へと踏み込む。相変わらずの雑木藪、かつてあった祠(秋葉神社)は朽ちて崩れ、傍に立っていた説明版も見当たらない。以前に登った時と変わらず、藪化の一途であった。

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主郭、祠は崩れ、説明看板はなくなっていた
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主郭から北に伸びる尾根を遮断する堀切(手前は土橋)
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段状に連なる削平地

前回と同様、城郭研究家高橋成計さんの手になる城址概略図を片手に城址を歩き回った。落葉した木々の合間に曲輪、土塁、切岸などが確認でき、遺構の残存状況も悪くない。城主大槻氏の勢力のほどがうかがい知られる規模の山城であることが再確認された。

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虎口か?
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仕切り土塁
87773149_3588896397847518_665924259654139904_o.jpg 西尾根の土橋道

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最西端の堀切

高城城址は東の主曲輪群と西の出曲輪群とに二分され、東の大堀切、西の堀切で城域を区画し南北の斜面に帯曲輪、堀切、竪堀などが設けられている。城址の整備を行えば素晴らしい遺構が現れるのだが、これからも手入れされることはなく、雑木山に戻っていくのだろう。残念なことだが、いまの時代にあってはやむをえないことというしかない。

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東の堀切にUターン
lIMG_5372.JPG 愛宕堂を下る

mIMG_5380.jpg 登り口に下山

城址をじっくり歩き回ったあと、登ってきたコースを下っていった。四月の講座本番まで、なるべく早いうちに甲ケ岳城、位田城も再訪せねば。次の週末も天気がよければ城攻めを実行したいものだ。

●今日のコースタイム(休憩時間は省く)
久香寺 12:08 → 秋葉神社 12:19 役行者堂 12:23 →愛宕堂 12:33 → NTT電波施設 12:48 大堀切 13:00 → 西の堀切 13:33 → 東大堀切 13:51 → NTT電波施設 14:03〜14:17 → 愛宕堂 14:28 → 秋葉神社 14:37 → 久香寺 14:47 帰着
posted by うさくま at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 丹波の山城
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