2018年08月19日

帰省二日目、肥塚氏の家紋を探る

田舎の朝、揖保川河原に行ってみる、子供の頃の景色は
すでにないが、田舎然とした佇まいは変わらない。
姉と家内と三人で墓参をすましたのち、新宮町の篠首越えで
姫新線千本駅近くにある依藤塚を訪ねる。塚近くのお寺の
住職依藤さんに場所を確認、ガイドをしていただいた上に
お寺でまとめられたという冊子「依藤塚」を頂戴した。

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新宮町千本の依藤塚
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その後、村墓地を経由してたつの市内は醤油記念館に寄り
そこで姉と家内と別れ、今回の帰省の大きな目的である
肥塚姓の家紋探索をせんと、たつの市御津町に移動
あらかじめチェックしておいた村墓地を巡った。

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御津町村墓地の肥塚家墓石に刻まれた並び矢紋

以前、発見した肥塚姓の墓紋はこぞって「並び矢」紋であった。
今日、出会った肥塚姓のほとんどが「並び矢」紋で、
菩提寺という円融寺には真新しい肥塚和泉守と家臣らの供養塔が建立され
墓地の一角に和泉守を葬ったという畳一畳分ほどの空き地があった。
そして、供養塔には「並び矢」紋が打たれ、傍の碑文には、
建立に寄与した肥塚姓の方々の名前がずらりと刻まれていた。

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梶山城主 肥塚和泉守 終焉の地という圓融寺の墓地に建立された供養塔

調査の成果に大きく満足したところで家内から連絡が入った
義母さんが救急搬送されたとのこと。どうする?となったが
すでに今夜の宿は確保している、今すぐどうこうということもない
ということで、明日、大阪に帰ることになった。

なんとなく後ろ髪を引かれるところがあったが、すぐ近くに
肥塚氏が寄った梶山城跡がある。せっかくの機会である、
登り口の石標もあり、見るからにすぐ登れそうな城址である。

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肥塚氏の悲劇を語る梶山城址を見る
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梶山城址主郭の石碑
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城址 主郭切岸と腰曲輪

ということで城址に登っていくと主郭に子孫が建立された城址碑、
そこを主体として三方の尾根に小さな曲輪群が設けられる。
堀切、土塁などはなく、切岸の高低差と曲輪群で構成され
山城としての妙味には欠けるものだった。先の和泉守は
この城を留守にした時、敵勢力の攻撃を受け落城、帰城途中に
円融寺で無念の自害を遂げたと伝えられている。

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赤とんぼ荘
IMG_6202.JPG たつの古城

梶山城を下山したのちたつの市内に舞い戻って
姉と家内と合流、姉をたつの駅に送ったのち、今夜の宿
赤とんぼ荘に投宿した。かねがね一度泊まりたいと思っていた
赤とんぼ荘、部屋の正面にたつの古城、そしてたつの市街
「泊まってよかった」というほどのこ満足感はなかったが
一つ思いを達成した気分、それはそれでよしとすべきだな。
posted by うさくま at 10:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 街歩き
この記事へのコメント
私の母方の、祖母が肥塚氏と聞いてます、肥塚和泉守の子孫です。たぶん分家になると思いますが御津町の「中川家」に嫁いだ祖母。肥塚和泉守のまま絵がネットで調べられることを光栄に思い投稿しました。確か1500石の城主だと聞きましたが、そのあたりはどうでしょう?
Posted by トラちゃん at 2019年08月21日 08:45
トラちゃん 様

書き込み、ありがとうございます。
肥塚家の歴史、なんとか記事にまとめようとしたのですが
中途で挫折している状態です。

播磨の肥塚家の場合、
御津町を中心に分布する家と
広峯神社の神職で御師を世襲した家との
二つに大別されるようです。

1500石とおっしゃっている肥塚氏は
武家の御津あたりを領した家で
いまも山城跡が残っていますね。

中世の支配地域は、江戸時代のように
決まった領域ではなく、代々によって
伸張があり、これこれと支配領域を限り
江戸時代のように何石というのは難しいようです。
Posted by 播磨屋 at 2019年09月12日 18:06
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