恒例となったK高校の御嶽登山のディスカバガイドに出動。
今年で四回目、K高校の生徒さんたちは六組、総勢200人の大所帯、
ガイドチームはガイド先輩のTさん、後輩のDさんの三人。
午後一時、遅れ気味にバスが到着
御嶽への登り口になる火打岩までウォーキング
今日の天気は予報では曇り、雨の心配はないということだった
が、時にポツリポツリと雨が落ちてくる。
火打岩からの急な斜面を踏み越え丸山からの合流点まで一気に登る
合流点からは緩やかな尾根となり、
中腹の大岳寺跡まで長蛇の列となってひた歩く。
ディスカバガイドといいながら、200人の人数では
路傍のサンショの花、ギンリョウソウなどガイドをする余裕もない、
ひたすら事故がないように気を張って山道を刻んで行った。
大岳寺跡あたりから薄っすらとガスが湧き出し
雨もパラパラと当たりだした。寺跡からが岩場の登り、
一層、気を引き締めて登っていく。下界から見れば御嶽は
スッポリと雲に包まれていることだろう。当然、山からの眺望もない。
そのようななか、遅咲きのミツバツツジの花が目を楽しませてくれた。
たどり着いた頂上は北風にさらされ、寒さが身にしみてくる
加えて雨にガス、長居は無用と下山地である大タワへと下っていった。
しかし、途中の岩場下りでラッシュ状態となり
大タワに最終グループが下山したのは夕方の五時半、
予定の四時二十分を大幅に上回ってしまった。
とはいえ、天気予報を裏切る雨、ガス、そして寒さを思えば
無理せず、慎重に行動、無事故に終えてホットしたことだった。
ただ一点、雨にぬれた山道は200人以上の足で泥濘み
子どもたちも滑って転ぶものが続出。かくいう自分も
後僅かでゴールというところでスッテン、手にしていたタブレットを
したたかに岩にぶつけてしまった。「アチャ!」と思って
恐る恐る液晶を見ると、これ以上はない酷い割れ方を見せている。
ガイドは無事に終えたものの、個人的には残念無念な結果となった。
いつも肌身離さず持っていたタブレット、文字通り
慣れ親しんだ相棒を失ったようで茫然自失、ガックシである。